サーフィン初心者にとって意外と上手くいかないカットバック。
私も全然上手くできなくて、何がいけないかもよくわからず….悩む日々が続きました。
私は、波のポケットに戻るためにサーフボードの角度を変えることすらできなかったんです。
なので、カットバックしているプロサーファーの動画を見まくりました。
そこで、自分でも簡単に真似できそうなポイントがあったので、意識してサーフィンをしてみることに…
その意識をし始めた途端に、カットバックに近いことができるようになりました!
今回は、その意識は一体なんぞやを紹介していきます。
もし同じ課題をお持ちの方にとって良い情報になれば幸いです。
カットバックとは

そもそもカットバックはなにをしたら、カットバックとして認めてくれるのだろうか。
実は、NSA(一般社団法人日本サーフィン連盟)が主催しているサーフィン検定というものがあります。
そのサーフィン検定3級の合格ラインとしてカットバックが存在するのです!
そこで記してあるカットバックの合格ラインは、
波によって違いますが、だいたい波のショルダーからボードの方向が変わり、スムーズにレールを使って次の動作に入る体勢ができていれば合格です。ただし、失速しているカットバックは不合格となります。一部抜粋
https://www.nsa-surf.org/license/
なるほど。
つまり、波のトップからボトムへレールを入れながらUターンするように波のピーク(ポケット・パワーゾーン)へ戻ればOKと言うわけですね。
その間に失速してしまったり、バランスを崩して次の姿勢が作れないのはカットバックとして認めない訳です。
あくまでNSAの基準ではありますが、カットバックが以上のことであると踏まえて私が意識したことを解説していきます
目線

この目線。
実は私、カットバックをやる上ですごく勘違いしていたことがあります。
それは、サーフボードの方向を180°変えるために目線も180°変える。
目線が切り替われば、自然とサーフボードも付いてくるだろうと思っていましたが、いきなり180°も変えてしまっては、レールが入りすぎて後ろ向きにバタン!
もう何十回も転びました。笑
(まあこれに関しては目線だけの問題ではないのですが、後々解説します)
となかなか上手くいかないので、プロサーファーのカットバックをよく見たところ…
あれ、目線を初めに90°変えてる。(もちろんターンするセクションでまちまちです)
と言うことに気がつきました。
これに気がついて意識しながらカットバックに挑戦したところ、サーフボードを横から縦への方向転換ができるようになりました!
そこから縦になったサーフボードを逆方向に転換するために、また90°目線を移動させることで、無事Uターンができるようになりました!
一気に目線を切り替えるのではなく、徐々に目線を移動してあげ、徐々にレールを入れてあげる。
その丁寧かつ我慢することが大切だと気づいたら、割とすぐできるようになりました!
カリフォルニア出身のCTサーファーであるグリフィン・コラピント(Grifin・Colapinto)さん。ハンティントンビーチでのUSオープン、厚いセクションを華麗なカットバックで繋いでいます。
上半身の使い方

上半身の使い方は、上記のグリフィンコラピントさんの動画を参考にしました!
後手(レギュラーフッターは右手、グーフィーフッターは左手)を回転方向に突き出し、上半身をひねってあげる。
この腕が、上がりすぎるとかかと側に一気に荷重がかかるので背面に倒れやすいです。(私の得意技です)
逆に、腕が下がりすぎるとかかと側に荷重がかかりきらないのでターンがゆっくりになったりします。
これは、ターンをする波のセクションやフェイスの反り方にもよるので一概になにが良いとは言えません。
少なくともカットバックをする上で私が意識したことは、
後手(私の場合、右手)は肩のラインより高くしない。
前手(私の場合、左手)なるべく動かさず、肩から垂らすように降ろす。
この2点です!
前手がひっちゃかめっちゃか動いてしまうのが、個人的に好きではないっていうのもあります。笑
(私はまだバキバキ動いてますけど..ー)
サーフボードの立つ位置

これはカットバックをすることに限った話ではありません。
サーフボードの立つ位置によって、サーフボードを動かしやすかったり、動かしにくかったりするのです。
基本的に後ろ足でサーフボードをコントロールします。
なので、サーフボードの中心から後ろ足が遠ければ、遠いほどサーフボードは動かしやすくなるはずです。
基準としては、ショートボードならデッキパッドのキック部分や
デッキパッドがない場合はサイドフィンの少なくとも上辺りに後ろ足が来ると、
サーフボードは動かしやすいです。
前足に関しては、そこまで深く考えなくても良いのかな、と思います。(だいたいサーフボードの真ん中ぐらいですかね?)
後ろ足の位置が決まって、そこから自分の1番フィットするスタンス幅で前足が決まるので、身長などの体格で人それぞれになります。
しかし、スタンスが広すぎるとサーフボードが安定するが動かしずらいですし、スタンスが狭すぎると動かしやすいですが、不安定になります。
加えて、サーフボードの大きさ・浮力等でもスタンスは変わってくると思いますので、自分のサーフボードと自分の体格を考えて、何がベストなのか色々試してみましょう!
ちなみに私は、肩幅の1.2倍ぐらいのスタンスをイメージしています!
まとめ
カットバックをするために、サーフィン初心者が意識したこと3つ!
- 目線は行きたい方向へ徐々に移行。
- 後ろの腕は肩より上げない。
- サーフボードを動かしやすい位置に立つ。
目線や上半身の使い方をしっかり意識したおかげで、カットバックチックなことができるようになりました。
加えて、サーフボードの立つ位置を気にするようになってからは、ターンにスピードとスムーズさがでるようになりました。
自分はこれが足りていないな、と思うところから意識してみるといいかもしれません!
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